安全でおいしく、安心して食べられる高品質な野菜を適した価格で安定供給するために
フィールドが行っている取り組みをご紹介します。
農林水産省の統計によると、近年の日本国内の野菜の自給率は大体80%前後(重量ベース)です。残りは、どうしても輸入に頼る必要があります。
開業当時、フィールドが取り扱う製品は、主に中国産でした。そして、1990年代から2000年代にかけて、中国産冷凍ほうれん草の残留農薬問題や、冷凍餃子事件等が相次いで発生し、中国産の食品に対するイメージは最悪の状態となりました。
しかし、その後、日本の厳格な規格基準を満たすべく、中国では栽培管理を徹底し、検査体制を確立することで、品質の向上に努めてきました。そして、10年あまりの年月を経た今日、依然として中国産の食品に対する根強い不信感は完全に払拭出来たとまでは言えませんが、過去の過ちを繰り返すことなく、日本の食に必要不可欠な存在として着実に実績を積んでいます。
フィールドも、こうした日本と中国の食品を巡る様々な困難に対峙する中で、失墜した信頼を取り戻すために、中国の仕入れ先と共に、製品の安全安心を第一に考えてきました。
フィールドが扱う食品は、すべて自然が作り出した野菜が原料です。工業製品とは異なり、各品種や産地それぞれ、その時々の環境や天候等の影響を受け、味や色などの品質は必ずしも均一にはなりません。時には、お客様の期待に応えられない事もあるのが現状です。野菜製品にとって、異物や品質不良等の問題は、完全に根絶することが難しい永遠の課題と言えます。
しかし、一方で、フィールドが扱う商品は、人の健康や命にもかかわる食品だからこそ、万が一、問題が生じた際には、皆さまが安心出来るよう、素早く誠実な対応が必要であると考えます。お客様からご一報を受けたらすぐ、自分達の目で問題を確認し、速やかに原因の調査を実施します。また、原因の追究をするだけでなく、同じ過ちが繰り返されることが無いように、可能な限りの再発防止対策を考え、実行します。