ピーマンとパプリカは違うのですか? |
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パプリカは大型で肉厚のベル型ピーマンのことで、パプリカもピーマンも同じナス科トウガラシ属甘味種の野菜です。 ピーマンの原産地は中南米の熱帯地方です。一般的なピーマンは緑色をしていますが、それは未熟果で収穫されるためで、完熟すると赤い色素(カプサンチン)が増えて赤くなります。トウガラシ属とはいえ甘味種(甘トウガラシ)なので唐辛子の辛み成分であるカプサイシンはほとんど含まれませんが、未熟果なので青臭さや苦味があります。栄養的にはビタミンCやβカロテンが豊富です。 パプリカも植物学的にはピーマンと同じナス科トウガラシ属の野菜です。一般的なピーマンより大型で肉厚のベル型をしたピーマンをパプリカと呼びます。未熟果はピーマンと同じく緑色ですが、完熟すると赤、オレンジ、黄色、紫、白、黒など様々な品種があり、お料理に使うと色どりが豊かになります。味はピーマンのような苦味や青臭さは無く、甘みがあるので、サラダ等生で食べても美味しくいただけます。栄養的にはビタミンCやβカロテンがピーマンより更に多く含まれています。 |